池松舞『野球短歌 さっきまでセ界が全滅したことを私はぜんぜん知らなかった』(ナナロク社、2023年)
読みました。以下感想。
2022年シーズンの阪神の試合後にすぐ詠んだ歌を集めたもの。阪神ファンとして、野球ファンとして心に刺さる歌が多い。「わかる!わかるなあ!」とページをめくる手がとまらない。
「残塁の数を数えて甲子園きみは十二でぼくは九つ」、「サードから本塁までが遠すぎて半日かけてもたどりつけない」などなど喜怒哀楽の詰まった秀歌を挙げればきりがない。
野球とそれを応援するファンの一瞬一瞬が三十一文字という簡潔明瞭な形式で鮮明に浮かび上がっているのが面白い。
阪神ファン&西武ファンです。西鉄ライオンズなど昔のプロ野球も好きです。
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